【実録】建設コンサルを3年で辞めた私は「逃げ」だったのか?メーカーへの転職で気づいた“3年間の価値”

転職は逃げ?建設コンサルを辞めて気づいた価値 仕事・転職

「今の仕事を辞めて、自分に何が残るんだろう」

「建設コンサル以外の世界で、私の経験は通用するのかな」

新卒で入った会社を3年目で辞めようとしていた時、私はそんな不安でいっぱいでした。

――あれからさらに3年。28歳になった今、確信していることがあります。

建設コンサルでの激務の日々は、メーカーのセールスエンジニアとしての「最強の武器」に変わったということです。

建設コンサルでの3年間は「武器の調達」だった

私は新卒から3年間、道路設計に没頭しました。
当時は辛くて仕方がなかったのですが、メーカー側に回った今、その経験が驚くほど活きています。

① 「設計者の言葉」がそのまま理解できる

セールスエンジニアとして向き合うお客様の多くは、かつての自分と同じ「設計者」です。

  • 顧客が何に困っているのか?
  • 顧客がどこで躓いているのか?

自分自身が設計者だったからこそ、相手の痛みが手に取るようにわかります。
「同じ立場で話ができる」というだけで、お客様からの信頼は一気に深まりました。

② 業界の「地図」を持っている強み

発注者(施主)が何を望み、ゼネコンがどう動き、コンサルがどう設計をまとめるのか。

この「業界全体の地図=俯瞰力」は、メーカーに転職してから大きなアドバンテージになります。

社内の他部署が「今、事業のどの段階の話をしているのか」で苦労している横で、
自分だけは「点」ではなく「面」で捉えたスムーズな対話ができる。
これはコンサル出身者だけの特権です。

③ 「相手の視点」に立った準備力がそのまま活きる

あなたは、発注者との協議に向けて「どんな質問が来るだろう?」「どう説明すれば納得してもらえるか?」と、必死に資料を準備した経験はありませんか。

その「相手の立場を想像して先回りする力」は、メーカーの仕事で何よりの武器になります。

特別なプレゼン能力はいりません。
「相手が社内で説明しやすいように資料を整える」といった、コンサルでは当たり前だった「思いやり」が、転職先では「ここまで丁寧にしてくれるのか」という絶大な信頼に繋がります。

なぜ「メーカーのセールスエンジニア」なのか?

「今の働き方は続けられない。でも、環境を変えるのが怖い……」

そう感じている方にこそ、メーカーという選択肢を知ってほしいです。

・家族との時間が増え、暮らしの質が向上
 業界の構造が変わるだけで、驚くほど自分や家族のための時間が生まれます。
 私の場合、残業時間が月40時間も減りました。

・専門知識を「誰かの安心」に変える実感
 難解な技術仕様を、相手の立場に立った分かりやすい言葉で翻訳する。
 コンサル視点を持ったセールスだからこそ提供できる「安心感」は、
 自分自身の新しいやりがい、そして武器になります。

私はどうやって「外の世界」を見つけたか

とはいえ、激務の中でどうやって転職活動をすればいいのか、私も当時は途方に暮れていました。そんな私が最初の一歩として頼ったのが、いわゆる転職エージェント。

私が活用したのはリクルートエージェントでした。

建設コンサルにいると、自分の価値を「設計ができるかどうか」だけで測ってしまいがちです。

でも、エージェントのアドバイザーは、私の中に眠っていた「業界知識」や「調整能力」を見出し、メーカーという新しい道を提示してくれました。

私は、エージェントに相談してから今の会社から内定をもらうまで2か月ほどでした。

あなたの「スキル」を、もっと自由な場所へ

建設コンサルを辞めて、メーカーのセールスエンジニアになって3年。

今の私は、難病とうまく付き合いながら、定時で帰って猫を撫で、趣味の時間を楽しみながら、穏やかな生活を送っています。

もし、あの時「3年で辞めるのは逃げだ」と自分を縛り付けていたら、今の私はなかったでしょう。

今のあなたの苦しみも、必死に図面と向き合ってきた時間も、場所を変えれば必ず「誰かの役に立つ強み」に変わります。

「今の環境がすべて」だと思わないでください。

あなたが積み上げてきた基礎スキルを持って、次はどんな景色を描きたいですか?
まずは一歩、外の世界を覗いてみることから始めてみませんか。

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